ライブレポ、「星の散歩」

10月26日(木)、上大岡駅から徒歩でほど近いところにある

Bar Clarksdaleさんでのライブに、出演してきました。

わたしとしては、約3年半ぶりとなるライブ演奏でした。


ずっと以前~20代の頃にお世話になっていた、

習っていたポピュラーピアノの先生であった宮澤早織さんは、

FaceBookでは何年か前にお互いを見つけて繋がっていて、

一度、数年前にもライブでご一緒させていただいたりしました。


今年に入ってから、早織先生から連絡があって、

以前ご一緒した時のお店で、ライブで定期的に演奏をしているのだけど、

ゲストで数曲、一緒に演奏しませんか~?というお誘いをいただきました。


コロナ禍以降、家のライフスタイルも様変わりして、

わたしは、コロナ禍以前のように、自分の時間を長く取れなくなってしまい・・・。

生活に合わせて、区切りがあるので、マイペースに集中するようなことも

たまにしか出来なくなってしまっています。

なので、ライブ活動は無理なのだけど、

早織先生から提案されたかたちであれば、

なんとかわたしにも出来そうな気がしました。


久しぶりな緊張感のある日々。

1週間ほどまえには、早織先生のご自宅へ赴き、リハさせてもらったり。

当日までのカウントダウンで、段取りを決めて準備して。

そういうひとつひとつが、

しばらくぶりなので、大変だと感じたけれど、

ああこういう感じ、なんか覚えてる、

そう思って・・・。


もしかしたら、ライブで演奏するというのも、

今度こそ、最後になるかもしれないのかな。。。

との思いも胸に去来するので、

後悔の残らないよう、丁寧に進めて行こう、とするのに・・・

・・・しかしながら、ライブ前の過ごし方を忘れてしまっていて、、。


直前に体調を崩してしまって、2日前なのに練習が出来なくて、

ひたすら横になっていたという状態に。。


でもそれなのに、不思議と、そうは焦らなかった、というのは、

自分に与えられたキャパ的にも、演目的にも、

久しぶりなので無理をしない、という選択が功を奏したといえるかもしれなく、

それも経験ですよね。



当日は、本当に気持ちの良い秋晴れになってくれました。

なんだか見えないものから、背中を押されている気がしました。

たまのことだからと、主人もとても協力的です。

すべてのことに感謝の気持ちになりました。



ライブでの自分の演奏は、落ち着いて出来たと思います。


ただ、お店のPAの調子があまり良くなかったのと、

音響環境が満足行く中で、という状態ではなかったので、

ライブ前、気にはなっていたのですが、

案の定、ライブ中、特にわたしが途中参加する際には、

色々と問題が起きてしまい、

お客さまを前に、すぐに演奏を始められなかったり、

ハウリングが起きてしまって、聞き苦しい場面も出てしまったり。


とても狭いステージなので、

ソロ演奏ならば問題ないかもしれないですね。

演奏者が複数になると、問題が起こりがちかもしれません。


でも、この日、演奏中には問題は起きなかったので、

それが救いでした。


この日のために準備万端整えてライブに挑んだ演奏者としては、

せっかくなので、録音して、

良いライブ音源を残したいというのもあったりもするし、。



本番は、このライブのリーダーである

早織先生の演奏は、やはりさすが、素晴らしかったです。


早織先生のステージを観ていて、色々と昔のことを思い出しました。

ポピュラーピアノを習ってた頃、年一度の発表会のために、

楽曲を選ぶと、そのリズムバッキングを、早織先生が作ってくれて。。

先生と、とか、もう一人くらい他の生徒さんも交えて、とかあったけれど、

そのリズムバッキングに合わせて、早織先生がこれまたその譜面を準備してくれて、

指定された自分の受け持つパートを演奏していく、

そういうことをやってたな~

と懐かしく思い浮かべました。


このライブでも、早織先生がコンピューターを持ち込み、

打ち込みに合わせてエレピを演奏するというスタイル。

円熟の演奏に、ああ、あの頃のやり方が、進化し昇華されているのだな、

としみじみと感じ受けました。


そうそう、これはもう、おひとりで充分、完成された音楽が確立されていて、

コンサートに成り得るという感じです。



・・・~なので、考えてみれば、

わたしのやっている事とは、ちょっと、対極なんですよね~・・・。



早織先生の演目は、ボサノヴァスタンダードナンバーや、

皆が良く知っているポピュラーな演奏のラインナップ。


イヴァン・リンスの”Velas”はクィンシー・ジョーンズのバージョンで、

これは死ぬほど良く聴きましたね~

ノラ・ジョーンズの”Don’t Know Why”、スティングの”English Man In New York”などなど、

心躍りました。

なかでも、エウミール・デオダードの“Love Island”はぐっと来ましたね~


ほんと早織先生の演奏、素敵でかっこよかったです。



わたしとの演奏・・・深く考えてはいなかったですけど、

エレクトリックとアナログなふたり、、、。

でもそこは先生が臨機応変に歩み寄ってくれたのでした。


わたしは、1ステージめと2ステージめに2曲づつ。

早織先生は打ち込みは使わず、生演奏のみでの共演です。


演目は、ボサノヴァのスタンダードナンバーと、

それからユーミンの「手の平の東京タワー」をボサノヴァアレンジしたものを。



そしてアンコールでは、早織先生との発表会の想い出の曲、

小野リサさんの「星の散歩」を歌わせてもらいました。




・・・今回はいたしませんでしたけど、

エレクトリックとアナログなボサノヴァとの融合は、

どうなんでしょうね~?

いつか、試みてみたい気もしないでもないです。(笑)




・・・実は、サプライズがあって。。。

お誕生日のお祝いをしてもらいました♡

~この日が誕生日の当日というわけではないのだけど。。

でもほんとにとてもびっくりしてうれしかった。



これからまたしばらくは、良い曲をみつけて、練習して、

家などで、録画制作をぼちぼちまたやっていくつもりです。



この日、撮ってもらったお写真の中から、

いちばん気に入ったわたしのお写真と、

アンコールで歌わせていただいた、「星の散歩」のビデオを、

添えます。


Rei Tateishi info.

ボサノヴァ弾き語りすと 立石レイ のサイトです。