「三月の雨」

3月26日(土)は、予約しておいた、ご近所のメイプルホールさんへ行って、

これまでと同じく、こちらのグランドピアノでのピアノの弾き語りと、

持参した相棒のギターで、ボサノヴァ弾き語りも、練習がてらの録画もしてくる、

というかたちで、演奏させてもらってきました。


今年になってから、メイプルホールさんへ行くのは、初めてになります。



家からメイプルホールさんへ行く道は、市役所通りで、

この通りは、基地の門からずーっと、まさにメイプルホールのあたりまで、

長~いソメイヨシノのトンネルにもなるほどの並木道として、

このあたりの名所となっています。


3月になって、あったかくなって、汗ばむような日も続いたりしましたが、

ここのところは、お天気も曇りがちで、冷たい風が吹き荒れたり、

またちょっと冷え込んでしまい、

厚手のコートを引っ張り出したりするような感じです。


ソメイヨシノにとっては、試練、の“花冷え”ですね。


にもかかわらず、この日、向かう道すがら、

見上げた桜の並木道は、けっこう咲いているではありませんか。

この日は、曇り空で、良いお天気とは言えなかったけれど、

風に揺れる桜の花を愛でながら、向かうことが出来たのは、良かったなと思います。



メイプルホールに着くと、

階段を降りたところにある、中庭の片隅の植え込みには、

クリスマスローズが瑞々しく咲いているのが、まず目に飛び込んできて、

さらに明るい気分にさせてくれて、嬉しかった。


そんな心持ちのまま、

ひとりでの個人練習のための時間に入ってゆくことが出来ました。



さて、ホールでは、

いつものように、宮本さんに準備を整えてもらっていて、

簡単に説明を受けると、

広いホールに、グランドピアノと、わたし一人。


そして、いつものように、時間の途中で、

わたしの専属カメラマン(笑)がやって来てくれて、

撮影もしてもらいました。


撮ってもらったお写真たちは、記念にもなりますし、

YouTubeのサムネイル用にすることも出来ますし。。


予約した4時間は、長いと思うかもしれないけれど、

録画したりしていると、本当にあっという間です。



でも、音楽とだけ向き合う、

そういう時間が持てるということ。

なにより、わたしの人生にとって、貴重なことだと思って、心から感謝しています。



3月も、残すところあと2日となりましたが、

駆け込みで、YouTubeに、この動画をupすることが出来ました。


「三月の雨」


ジョビンさまの大好きな曲のひとつです。


3月、南半球では、夏の終わり。

山道で、運転していた車がぬかるみにはまってしまって、

途方にくれているジョビンさまが目に浮かびます。

いらいらもしてくるし、目に入ってくる自然とうらはらに、

胸に去来する生活における様々な思いやなにか・・・


そういった体験が、のちに名曲を産むことになる。

アーティストの性をも感じさせる曲でもあるなあとも思うのです。



Rei Tateishi info.

ボサノヴァ弾き語りすと 立石レイ のサイトです。